念のためでもご用心

 普段と違う感覚は安心の反面、不安も感じる。  これだけ厚みがあると、服の上からでもわかるんじゃないか。動いた時に紙の擦れる音がするのも、聞こえるのではないかと気が気でない。  椅子に座ったまま、そっ…

夜の意地悪にご用心

 物音に目が覚める。背後でごそごそと彼が寝返りを打っていて、その振動にだんだんと意識がはっきりしていく。  眠れないのかな。目を閉じたまま様子を伺うと、寝息には程遠い、荒い呼吸が聞こえた。必死に押し殺…

子供じゃないからご用心

 僕はとても緊張していた。今まで誰かの家に行く機会もあまり無かった上に、ここは彼女が日常を過ごしている部屋なのだと思うと、何をどうしていいのかわからない。きょろきょろ見回すのも失礼だし、ごそごそ動いて…

暗い夜更けはご用心 後編

 帰りの夜行バスで空いている座席を探していると、こちらを見ている存在に気付く。  それは間違いなくあの彼だった。夜遅く、暗い旅館でした経験はとても人には言えないが、忘れられもしない。  ペットボトルに…

暗い夜更けはご用心 前編

 いつもと違う天井に一瞬思考が止まったが、すぐに今が旅先だと思い出した。  夕食に舌鼓を打ち、お風呂で汗を流したところまでははっきりと思い出せるが、その後が曖昧だった。おそらく部屋に戻った後、いつのま…

18歳以上ですか? ここから先は、成人向けの特殊な趣向の小説(女の子、男の子のおもらし等)を掲載しています。