おもらしと限界放尿、両パターン書いて、本編ではおもらしを採用しました。
勿体ないので限界放尿パターンをこちらで公開します。
また会いましょう 後編は こちら
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先程まで座っていた位置に戻ろうとしたけれど、出来なかった。
さっきまで膝の上で震えていた手が、いつの間にか私のスカートを握っていた。縋るような手は見てわかるほどにがくがくと震えている。男の子らしい大きな手。それなのに頭に浮かぶのは、子供らしい小さな手だった。
「あの時もそんな感じだったよ。もじもじして、泣きそうで、可愛かった」
白い顔は真っ赤に染まっている。黒い目には涙が溜まっていて、今にも零れ落ちそうだ。
「どうしたの?」
震える唇は何かを言いたそうにしているけれど、息を呑むだけで肝心の言葉は出てこない。
「今日はどこまで案内しよう?」
彼の手の中で、スカートがくしゃくしゃに握りしめられる。その反対側で、膝に乗せられていた手が足の間に潜り込むのが見えた。
「っあ、あの……!」
彼の顔は真っ赤で、泣き出しそうにくしゃりと歪む。小さな唇が何度か動いた後、丸く開かれた。
「お、しっこっ……!」
両膝の間に潜り込んだ手はズボンの奥をぎゅうぎゅうと押さえている。座ったまま、体は揺すられて、大きく揺れている。
答え合わせの結果は正解だった。縋るように握られた彼の手に触れると、力が籠もって震えているのがわかる。
苦しげに繰り返される浅い呼吸の音が耳に付く。伸ばされていた背筋はいつの間にか丸くなって、落ち着きなく揺れる。もうじっとしていることも辛いようだった。
「トイレ、玄関のところだよ。立てる?」
震えながらスカートに縋る手を外側から握ると、一瞬の後、強く握り返された。手を繋いだまま手を引っ張って、立ちあがることを促す。
彼は私の手を支えによろよろと体を持ち上げる。ずっと座っていたからか、それとも我慢しすぎたのか、その膝はがくがくと震えている。
何とか立てたものの、体は前屈み、両足の間に挟み込んだ手は変わらずズボンの前をぎゅうぎゅうと押さえている状態だった。たくさん取った水分が相当効いているらしい。はやく連れて行ってあげないと。
廊下の先には玄関があり、その横にトイレがある。十歩も歩けば辿り着ける程の短い距離だ。
「っ、あ、あっ……!」
絞り出したような苦しげな声と共に、彼の体がぶるりと大きく震える。そのままずるずるとしゃがみ込んでしまいそうで、何とか手を引っ張って起こそうとするけれど、震える膝がゆっくりと曲がっていく。
頑張ってと言おうとして、その言葉を遮るように握った手が振り払われた。
「っあ、く、ぅあっ……!」
両手でぎゅうぎゅうとズボンの前を押さえながら、彼は再び座布団の上で膝を折った。苦し気な呼吸と共に、しゃがみ込んだ体勢で浮いたお尻が上下に揺れる。じゅう、とくぐもった水音が微かに響いた。
「わ、待って待って待ってっ! ちょっと待って!」
流石に漏らされるのは良くない。でも彼はもう動けないようで、座布団の上でもじもじと体を揺するだけだ。荒く短い呼吸の合間に、また水音が聞こえた気がした。
とにかく何か無いかと助けになる物を必死に探す。机の上にあるのは、ゴミの入ったビニール袋、ビールの空き缶、それから空のペットボトル。手は空のペットボトルに伸びていた。ビニール袋からゴミを取り出す僅かな間すら今の彼には厳しそうに見えた。
「これに出来る? 男の子だから大丈夫だよね!?」
彼も混乱しているだろうが、私も混乱していた。空っぽのボトルを近付けると、彼はよたよたとズボンのボタンに片方の手を掛ける。ズボンの前を押さえたままの手は強く押さえているのが見ていてもわかった。
「っあ、あ、だめ、でる、で、ちゃっ……!」
うわ言のように呟きながら、震える指先が何とかボタンを外す。手が中へと潜り込むのが視界に入った。見てはいけないものを見ている気がする。早くペットボトルを渡して背中を向けたいけれど、彼の両手は今いっぱいいっぱいでそれも出来ない。
ちらりと覗き見えたグレーの下着は濡れて色を変えていた。切なげな声を漏らしながら、無理やり広げられたズボンの前から性器が引っ張り出される。その先端からは細く雫が零れていて、ズボンとその下にある座布団へと落ちるのがやけにはっきり見えた。
慌ててボトルを差し出す。受け取ってくれることを想像していたけれど、彼の手はそれ以上動かなかった。片手はズボンと下着を下へと引っ張り、反対の手が震えるながら性器を掴んでいる。
彼はそのまま先端をペットボトルに近付けた。細く噴き出す雫がボトルの小さな口へと落ちていく。
「ぅあっ、は、ぁっ……!」
私が息を飲んだのと、激しい水音が響いたのは同時だった。私の手にありペットボトルに勢いよく熱い液体が注ぎ込まれる。その激しい勢いにボトルが震える。落とさないように、慌てて反対の手も添えた。その間にも中には薄く色づいた液体がどんどん注ぎ込まれていく。
「はっ、は、あ、あぁっ……」
彼の荒く短い呼吸は、段々と長くなっていく。そっと顔を見ると、焦点の合わない目が宙を見つめていた。力なく口を開けて、涙の浮いた目はとろんと溶けている。
テレビの音が遠くに聞こえた。じょぼぼぼ、とそれを掻き消す水音が手元で大きく鳴り響く。先程まで透明の水が満たしていたボトルには、薄く色づいた液体が並々と注ぎ込まれていく。
あまり見ないようにしたかったけれど、ボトルを支えるためには見ないわけにはいかない。彼の震える手から見える男性器に、かつての光景を思い出してしまう。見ないように、見ないようにと頭の中で繰り返して、手の中で震えるボトルに集中した。あの頃より成長しているなと頭の片隅で考えてしまったのはきっと気のせいだ。
空っぽだったペットボトルはもう九割近く満たされている。大丈夫かなとはらはらしている間にも水面は上がって、とうとう満水を迎えてしまう。小さな口まで押し寄せた水面に、まだ水流は注ぎ込まれる。
溢れた液体は外側を伝って、支える私の手を濡らす。生温かい液体が手を伝って、ぽたぽたと下に敷かれた座布団へと落ちていく。
「っあ、あ、ご、ごめんな、さっ……」
震える声と同じくらい彼の体も震えている。手は正性器の先端をぎゅうと握って、止めようとしているけれど、我慢しきれないおしっこがぽたぽたと零れていた。
「まだ出る?」
小さく頷いたのを見て、視線を動かす。他の何かを探したけれど良い物は見つからない。ビールの缶は少し遠くて手が届かなさそうだ。その間にも彼は苦し気な呼吸を繰り返しながら震えている。
「良いよ、座布団なら洗えるから、そこにしちゃえ」
たくさん飲んだから出る量も多い。利尿作用の強いビールなら尚更だろう。
目の前でがたがたと震えている姿を見ると、とにかく楽にしてあげたい気持ちが強くなった。出口からは我慢しきれない雫がぽたぽたと落ちている。押さえつける手を解いてあげようと、そっと包み込むと彼は視線を恐々と私に向けた。
「大丈夫、大丈夫」
「っく、あ、あぁっ……」
力の入った指を一本ずつ解いていく。最後の一本が離れると同時に、彼は涙でいっぱいの目をぎゅうと瞑った。
目尻から涙の粒が零れる。性器の先端からはしょろしょろと細く液体が零れだした。厚みのある座布団に落ちて、吸い込まれていく。水音はせず、彼の細い呼吸の音がよく聞こえた。
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」
先程までの線を引いたお堅い様子は消えて、素直な言葉が飛び出す。ゆるりと開いた目は素朴で純真で、かつて会ったあの少年が重なる。
「大丈夫、大丈夫」
性器を握る彼の手に自分の手を重ねたままだった。宥めるように手の甲を撫でると、くるりと返された手が縋るように私の手を握る。しっとりと濡れた互いの手を握ることに、不思議と嫌な感じはしなかった。
反対の手に持ったままのボトルには、温かい彼のおしっこが並々と溜まっている。これだけ出したのに、座布団へと落ちる放物線はまだ途切れない。
「いっぱい飲んだからたくさん出るね」
返事はないけれど、突き放すような空気は感じなかった。座布団は見た目では変化が無いけれど、彼のおしっこをさぞたっぷりと吸い込んでいるのだろう。
はあ、と彼が熱く息を吐いて、放物線が消えていく。余韻でぶるりと体が震えると、最後に雫が少し零れて、それで彼の排泄は終わったようだった。そのままの状態でふたりとも固まっていた。
テレビから流れる音楽に我に返る。ドラマはもう終わってしまったようで、寂し気な音楽を伴ってエンディングのスタッフロールが流れ始めていた。
「大丈夫?」
彼は言葉もなく、こくりと頷く。私が手を離すと、ごそごそと手が動いてズボンの前を正していた。
さり気なく時計を見ると、まだそこまで遅い時間ではなかった。座布団だけでも洗濯機で洗ってしまおうと手を伸ばすと、慌てたように彼が私の手を遮る。
「じ、自分でします、から」
「大したことじゃないから大丈夫だよ」
「でも……」
「洗うのは私がやるから、シャワー浴びてくる? 汚れてないなら良いんだけど」
火照った頬が更に赤く染まる。図星だったようで、彼はおずおずと頷いた。
持ち上げた座布団はずっしりと重い。零さないように両手で持って、彼を引き連れてお風呂場へ向かう。座布団は洗面台へ。ぐすぐす鼻を啜りながら謝る彼を浴室へ押し込んでから、明かりを付けたり、タオルを出したりと入浴の準備を整える。
「着替え、私ので入るかな。下着はないから明日まで我慢してね」
「す、すみません……。ありがとう、ございます」
「はい、じゃあ脱いで。ズボンと下着、濯いでから洗濯機に入れるから」
シャツのボタンに手を掛けようしていた彼は弾かれたようにこちらを見る。初めは無表情にも見えたのに、今は赤くなったり白くなったりところころ表情が変わって、面白いなあと思った。
「自分でやりますから」
「遅くなっちゃうでしょ。ほら、脱いで脱いで」
そう言っても彼は固まったまま動かない。はやく脱いだ方が良いだろうと彼のズボンに手を伸ばすと、手を掴まれて全力で抵抗された。
「ま、待ってくださいっ! 下は良くないっ!」
「何を今更。さっき見たのに。何ならちょっと触ったのに」
「そういうこと言わないでくださいっ……!」
半分泣きながら抵抗されると、流石にそれ以上は手を出せない。私が引いた瞬間、彼は浴室の扉を勢いよく閉めた。
曇りガラス越しに彼がごそごそ動くのが見える。それから扉が少し開けられて、脱いだ服がまとめて手渡された。服の間に隠してある下着はぐっしょり濡れて色を変えていたし、何なら黒いズボンも濡れている気がする。揶揄ってみたくなったけれど、赤い目で突き刺す様に鋭く睨まれたので、流石にそれ以上言うのはやめた。
シャワーの音を聞きながら、洗面台で順番に洗っていく。ズボンと下着、それから座布団。座布団は想像していたよりもたっぷり吸収していたみたいで、軽く絞っただけでぼたぼたと液体が零れ落ちた。
全部まとめて洗濯機に入れて、お急ぎモードで稼働させる。ここで待っているのも気を使うだろうと、一足先にリビングへ戻ることにした。
シャワーの音と洗濯機の音に、つけっぱなしのテレビの音声が混じる。テレビではよくわからないバラエティ番組が始まっていて、興味もなかったので電源を切った。
机の上にあるペットボトルが目に入る。薄黄色に染まった液体が余裕無く中を満たしている。処分するために持ち上げると、まだ温かかった。
トイレはお風呂の隣。零さないようにそろそろと運んで、トイレの扉を開けようとしたところで、シャワーの音が止まる。あ、と思うと同時に、お風呂の扉が開いて、しっとりと濡れた彼と目が合った。
湯上りで火照った頬が更に赤く染まる。それから彼の目は私の手元に向いて、小さな唇が震えながら開いた。
「す、すいませんでした……」
「あはは、気にしないで」
「……俺、もう、お酒飲まない」
「偶に飲むと楽しいよ。もう少し大人になったら試してごらん」
そのままトイレに入って、ボトルを便器の上でひっくり返す。とぽとぽと小気味良い音と共におしっこが落ちていく。色々な水音と洗濯機の機械音が響いていた。
ボトルを空にして、トイレを流す。手を洗ってから出ると、丁度彼も着替えを終えたところだった。私のルームウェアを問題なく着れていて安心した。やや手足の丈は足りていなかったけれど、そこは我慢してもらうしかない。
「あの、ありがとうございます」
「ん?」
「色々助けてくれて、話も聞いてもらって。……ありがとうございます」
「どういたしまして。すっきりできたね。色んな意味で」
「っ……!」
少し揶揄うと、彼は再び顔を赤くする。それから、赤くなった目を不満げに細めて、じっと睨まれた。
「……さっきから思ってたけど、おねーさん性格悪い! あの時のおねーさんはそんなんじゃなかった」
「あはは。じゃあ、そのおねーさんじゃないのかも」
不満そうに見つめられて、私も見つめ返した。
お風呂から上がって、文字通り色々とすっきりして、彼は先程までより力が抜けたように見えた。色々気にして口を噤んでいるより、ぽんぽん物を言っている方が彼らしく見えた。
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初出:2022年11月4日(pixivFANBOX・サイト同時掲載)
掲載:2022年11月4日