【あらすじ】
アパート横には人ひとり通るのがやっとの細い路地がある。
最近その路地にゴミの不法投棄がされていると大家から相談を受けた。
自室の窓はその路地の丁度真上に位置にしている為、ここにカメラを仕掛ければいい具合に犯人を見つけられるのではないか。
軽い気持ちで始めた盗撮、もとい監視は、とんでもないものをレンズに捕らえていた。
内容に女の子のおもらし、男の子のお漏らしを含みます。
pdf・epub形式 約11,000字 300円
※女の子のみ(1、2A、2B、3を収録)は200円
※男の子のみ(1,2C、2D、3を収録)は200円
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【収録内容】
短編「路地でカメラは捕らえた」
1 導入
2 映っていたもの
A 大人しそうな女の子
B 活発そうな女の子
C 新聞配達の男の子
D ブレザーの男の子
3 その後
【サンプル】2A 大人しそうな女の子
画面、すなわち路地に人影が飛び込んでくる。その勢いに、肩に掛かる黒髪がばさばさと暴れる。
薄暗い中、セーラー服のスカートが膝のあたりで揺れる。その下に伸びる足も紺色で、ハイソックスにローファーを履いているらしきことがなんとなくわかる。
彼女はきょろきょろとあたりを見回しながら、路地に足を踏み入れた。一見、道に迷って迷い込んだのかと思ったけれど、そうではないことはすぐにわかった。
彼女は路地の中程まで進み、立ち止まった。といっても立ち位置が変わらないだけで、ハイソックスの足はその場で落ち着きなくステップを踏み、スカートが不規則に揺れる。
彼女は首を振って、奥、手前、奥と周囲の様子を何度も確認しているように見えた。何かを探しているのか、もしくは人目を気にしているのか。後者なら正直、怪しいと思った。例えば、人目が無くなった瞬間に、肩に掛けたスクールバックからゴミ袋を取り出して、置いて逃げたり、とか。
万が一を考えて、彼女の一挙一動をしっかり見る為に画面を拡大する。
大きく映し出されると、彼女の顔もある程度わかった。その表情は硬く強ばっていて、スクールバッグに添えられた手が落ち着きなく鞄のファスナーを弄っている。
どうしたのだろうと思った瞬間だった。
【サンプル】2C 新聞配達の男の子
おそるおそる、と言った足取りで路地に足を踏み入れた男の子には見覚えがあった。暖かそうな襟付きのジャケットに、動きやすそうなゆったりしたズボン。この子は確か新聞配達の子ではなかっただろうか。前後の籠に新聞を乗せ、錆びた自転車をきいきい言わせながら道を走っている姿を何度か見たことがある。
汗の似合う爽やかな表情を見る事が多いが、画面内の彼はずいぶん困った顔をしていた。何かあったのだろうか。彼は路地の中央あたりまで進むと、壁を向いて立ち止まる。その状態のまま、顔を伏せて立ち尽くしている様子は思いつめているように見えた。
心配になって画面を拡大する。彼は強張った顔で、道を渡るときのように左右を見る。そして、落ち着きのない様子で、ズボンのウエスト部分に手を掛ける。画面の向こうでぎょっとした私など気にする様子はなく、彼はズボンの前を下ろし、手を中に入れた。
いわゆる立ちションを始めようとした彼に、私は慌てて画面の拡大を元に戻した。ただでさえ目にしてはいけない光景、しかも顔を見たことがある人とあれば、猶更見るわけにはいかない。
引きの画面、その片隅に立ち尽くした人影へ視線が向きそうになるのを押さえ、その瞬間が終わるのを待つ。いっそ早送りしてしまおうかと思ったときだった。