先生、おしっこっ!田舎編 中編

 てくてく歩いて、あっという間に鳥居の前にたどり着いた。そう言えば、帰りに神社に寄りたいと言っていた。流石に下着を履いていない状態では、参拝している余裕はないだろう。結子、と声を掛けようとすると、くいくいと袖が引っ張られた。
「せ、せんせ、」
「どうする? 神社、」
「寄りたいですっ」
 食い気味に答えられ、びっくりした。そんなに神社が好きなのだろうかと思ったが、すぐに彼女の答えの意味が分かった。
 そわそわと体が揺れるのに合わせ、水色のスカートがひらひらと舞い踊る。その中央が右手でぎゅうと握りしめられていた。
 もしかして。
「せんせっ、ぉ、おしっこぉっ」
 尿意がぶり返すとでも言うのだろうか。大量におしっこをした後、結子はあまり間を置かずに尿意を催している。
 確かにそういう時は私でもあるが、そういう時のおしっこはほとんど出ないものだ。それなのに、結子は一回目と変わらぬ量のおしっこを出している。体のあちこちで作られ、行き場を失っていたおしっこが、膀胱が空になった瞬間に一気に流れ込んでいるのだろうか。
「神社にトイレあるんですよねっ?」
「多分だよ? でも、もう無いかもしれないし、家まで我慢した方が、」
 ふるふると首を振ると、結子は泣きそうな声で言った。
「もう我慢できないですっ」
「わかったわかった。神社のトイレ探すから、もうちょっと我慢して」
 頷く結子と一緒に神社の鳥居を潜った。

 神社には人の気配はなく、しんと静まり返っている。そんな中、私たちの足音だけが響いていた。
 記憶にあるトイレを探し、石畳の階段を上っていく。隣で結子はスカートの前を抑えたまま、お尻をつき出してひょこひょこと歩いていた。
「せ、せんせ、まだっ?」
「もうちょっと。頑張って」
「ううう、はやくぅ……。おしっこしたいよぉ……」
 何度も繰り返した「もうちょっと」を再び口にする。
 夏祭りなんて、もう十年以上も前の記憶だ。高く伸びる階段の横の大行列。その記憶を必死に辿って足を進めると、正面に高く伸びる階段が姿を現した。
 大きな鳥居をくぐって伸びる階段の横にはコンクリートでできたであろう四角い建物。微かな記憶と合致した喜びをかみしめようとしたが、その喜びはすぐに打ち砕かれた。
 四角いコンクリートの入り口には神聖な雰囲気には似つかわしくない黄色いテープが張られている。テープには張り紙がされており、手書き文字で『近日撤去予定 使用禁止』と書かれている。
 私の記憶は正しかったが、勘も正しかった。神社のトイレは使えない。

 トイレの前で立ち止まった私の横で、結子はせわしなく足踏みを繰り返す。
「せんせっ、トイレ使えないっ!」
「そうみたいだね」
「ど、どうしよっ、もう、我慢できないよぉ……!」
 何とかしてあげたいが、何ができるのか。
 結子は膝をすり合わせ、不規則な足踏みを繰り返す。何と声をかけようか、どうしてあげたらいいかと思案していると、ばたばだばたっと何かが落ちる音が聞こえた。
「あっ、ああぁっ、だめっ……」
 結子は突然走りだした。彼女のいた場所には小さな黒い染みが残っていた。
 よろよろとした足取りの彼女の足下に黒い染みが点々と落ちていく。染みの感覚は段々と狭くなり、最終的には一本の線を引きながら結子はよろよろと鳥居に近付いていく。
 しょろしょろとおしっこを滴らせながら足を進める結子は、高く伸びる階段の横、空高く伸びる赤鳥居の足元で水色のワンピースをがばっと捲り上げた。真っ白なお尻がお日様の元に晒される。その向こうでは、しょろしょろと零れ落ちるおしっこがきらきらと輝いていた。
「あっ、あっ、ああぁっ、ごめんなさいっ……!」
 腰を下ろした瞬間、むき出しになった股間からしゅおーっと鉄砲水のようにおしっこが飛び出した。遮るもののないおしっこは、激しい勢いで砂利の引かれた地面に叩き付けられていく。
「はあぁぁっ……」
 気持ち良いのだろう、熱いため息を付き、結子は熱に浮かされたように頬を染める。宙を見つめる目がとろんと溶けていた。
 勢いだけなら先程以上だろう。ぶしゅーっと蛇口を思いっきり捻ったときのような勢いで、おしっこが撒き散らされている。しゅおしゅおと音を立てておしっこは水たまりを泡立たせ、赤鳥居の足に当たって、その付近の砂利を押し流しながら地面をどんどんと黒く染めていく。
 赤い鳥居に向かっておしっこの水たまりを作る少女。異様な光景だったが、どこか神聖にも思えた。女の子のおしっこを聖水と表現する人の気持ちがわかった気がした。

 たっぷりと時間を掛け、結子はおしっこを終えた。呼吸を荒くしながら、ゆっくりと立ち上がり、ワンピースのスカートを整える。私の足下から伸びた線は段々と太くなり、彼女の足元の見事な水たまりに繋がっている。
「神社で見事なおしっこしちゃって。罰が当たるかもね」
「だって、もう我慢できなかったんだもん……」
「ふふふ、冗談だよ。気持ち良かった?」
 火照った顔で結子は頷いた。これだけおしっこが出れば気持ち良いだろう。ほんの少しだけ、私も経験してみたいなと思った。
「よし、じゃあ帰ろうか」
「あの、お母さん達には内緒にしてくださいねっ」
「はいはい」
「あと、帰ったらトイレの場所教えてください……」
 俯く結子の頭を撫でると、複雑そうな顔で笑った。

+++

 夕食を終え、部屋でのんびりしていると、襖の向こう側から声がかけられた。母の二番目の姉、舞子伯母さんの声だった。
「潤ちゃん、お風呂開いたから入っておいで」
「はーい。私、最後?」
「うん。申し訳ないんだけど、お風呂掃除頼める?」
「構いませんよ。それくらいお手伝いします」
 夕食の用意や片づけを申し出たところ、良いからゆっくりしていてと台所を追い出された。流石に言葉通りゆっくりしているだけも気が引けたので、出来ることがあってよかった。
 寝間着と下着を持ち、廊下を歩いていると結子が部屋から顔を出した。
「せんせ、お風呂?」
「うん、そうだけど」
「一緒に入っても良い?」
「あれ、舞子伯母さんが私が最後だって言ってたけど」
「お母さんと入るつもりだったんですけど、お風呂で洗う物があるから、先生と一緒に入ろうと思って」
 洗うもの。頬を赤らめながら結子はもじもじと言う。何を洗うつもりかはすぐに合点が行った。
「まだ洗ってなかったの」
「だって、誰かに見つかったらと思うと……」
 結子は一度部屋の中に戻ると、小さなバッグを持って廊下に出てきた。パジャマや下着などを入れているのだろう。そっと覗き見ると、一番上に見覚えのあるビニール袋が乗せられていた。
 水色のワンピースを揺らし、結子は私の隣を歩く。まだ下着を洗っていないということは、今もまだ履いていないのだろうか。他の人が廊下にいないことを確認してから、後ろからスカートを持ち上げると、桃色の下着が顔を覗かせた。
「せっ、せんせっ!!」
「替えの下着持ってたんだね」
「余分に持ってきてたんですっ! 先生の馬鹿ぁ!」
「はいはい、ごめんごめん」
 スカートを押さえながら怒る結子を宥める。真っ赤な顔をした結子は鞄を胸の前で抱えながら、私の少し後ろを歩いてお風呂場までついてきた。

 広い脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入る。六畳はあるだろう広いお風呂は、ちょっとした旅館気分だ。開放的な気分になりながら髪を洗い、体を洗っていると、隣から視線を感じた。見ると、結子が自分の体を洗いながらこちらをじっと見ている。
「せんせ、おっぱい大きいね」
「そう?」
 見慣れた自分の胸を見てから、隣の結子に目をやる。
 結子は胸もお尻も大きいわけではないが、特別小さいわけではなく、程良い加減に肉が付いている。すらりと伸びた白い足の付け根は食べ過ぎたのかぽっこりと膨らんでおり、下生えが程良く秘部を覆っていた。特別取り上げる場所こそないものの、均衡の取れた良い体だと思った。
「ね、せんせ。おっぱい触っても良い?」
 返事に困り、結子から視線を逸らす。けれど彼女の視線は私へじっと向けられている。きらきらとした目に見つめられると、穴があいてしまいそうだ。
「ちょっとだけだよ」
「やったぁ。ありがと、せんせ」
 程良く肉のついた腕が伸びてきて、小さな手の平が私の乳房に触れた。彼女の手は私の乳房を包み込み、上へそっと持ち上げる。それから数回、ふにふにと乳房を揉んだ。
「凄い、本物だぁ」
「偽物だと思ってたの?」
「そういう意味じゃないですっ。おっぱい、初めて触ったなあと思って」
「自分のがあるでしょう」
「……揉むほどないですもん。それに、自分のおっぱい揉んでも面白くないです」
 まあ、一理あるなと思った。結子はもう何度かふにふにと乳房を揉むと、そっと手を離した。
「ありがと、せんせ。柔らかかったです」
「はいはい」
 体を洗いながら、そっと隣の結子の様子を伺う。彼女は上機嫌そうに自分の体を洗い、時折自分の手の平を見つめては微笑んでいた。

 湯船に並んで入り、ほっと一息付く。足の伸ばせるお風呂に入ったのは久しぶりだった。ぐーっと両手両足を伸ばして、体の隅々までを暖める。
「気持ちいいなあ」
 独り言に対して返事はない。隣を見ると、結子は膝を立て、壁にもたれ掛かっていた。ふっくらとした太股の向こう側、両手が置かれているお腹がぽっこりとやけに膨れているのが目についた。太っている訳ではなく、そこだけ何かを詰め込まれたかのような膨れ方だ。
 そういえばと昼間のことを思い出す。川辺でがばっとワンピースを捲り上げた時、彼女のお腹は同じように膨れていた。おしっこを終え、下着を脱いでいるときにはぺったりとスマートなお腹に戻っていた。
 おしっこを我慢しているのだろうか。様子をうかがうと、確かに少し落ち着きがないようにも見えた。お腹の上で組まれた手の指先が何かを求めるようにそわそわと動いている。

 声を掛けようとすると、結子はもぞもぞと体勢を変えた。立てた膝を横に動かし、足とぺたりと床に付ける。正座を崩したような体勢だ。透明な湯の中で、ぽっこりとしたお腹が主張している。
 そして気付いてしまった。彼女の左足の踵が下生えの下、おしっこの出口にぐいぐいと押しつけられている。私の予想は間違いないようだった。
 それにしても、お風呂に入る前にトイレに行けば良かったのに。タイミングを逃したのだろうか。
 俯いて、自分の踵でぎゅうぎゅうと出口を圧迫する様子を見ていると、つい意地悪がしたくなった。
「ね、結子。お腹触っても良い?」
 気遣いの言葉の代わりに、意地悪な提案を投げかける。結子はばっと顔を上げ、目を丸くしていた。
「えっ、お、お腹ですかっ?」
「うん。さっき私のおっぱい触ったでしょ、だから替わりにお腹触らせて欲しいな」
「わ、わかりました。でも、その、後じゃ駄目ですか?」
「どうして?」
 口をぱくぱくさせながら、彼女は私を見ている。逆上せたのかと思うような赤い顔。本当に意地悪しがいがあるというか。踵は相変わらずぐりぐりと出口に押し当てられている。
「……ぉ、」
「もう一回」
「そ、そのっ、ぉ、おしっこしたいんですっ……!」
 結子は絞り出すように言う。出口を圧迫する踵の上で、両手がもじもじと揺れていた。
「おしっこしたいから、今触られたら辛いんですっ……」
「お風呂入る前に行かなかったの?」
「行こうと思ったんですけど、ちょうど先生が来たからっ……」
 間が悪いのか、気を使い過ぎなのか。真面目で不器用という第一印象は間違ってはいないようだ。
「ね、ちょっとで良いから触らせて?」
「後じゃ駄目ですかっ?」
「駄目。おしっこ我慢してる今が良いの。ね?」
「ううう……。ちょっとだけ、ほんとにちょっとだけですよ?」
「ありがとう。ちょっとだけだから」

 結子のお腹に手を伸ばして、触れる前に止めた。
 湯船の中ではよく見えないし、お湯の感覚が邪魔をする。
「ね、こっちに座って」
 湯船の縁を指さすと、結子は少し躊躇った後、おずおずとそこに腰掛けた。湯船に膝から下を付け、湯船の縁にお尻を下ろした格好だ。
 ぴたりと隙間なく寄せられた太股の上で、白いお腹がぽっこりと膨れている。ぴたりと手の平をお腹に沿わせると、彼女は大きく身じろぎした。
「凄い、ここにおしっこが入ってるんだね」
 ぱつっと張ったお腹。手の平で撫でると、すべすべとして心地良い。下から上に手を滑らせると、結子が苦悶の息を漏らした。
「あっ、あっ、だめっ……」
「我慢我慢」
「ううぅ……」
 膝をバタバタと閉じたり開いたりして彼女は尿意に耐えている。それに合わせて水面がばしゃばしゃと波打った。
 可愛い反応に嗜虐心が煽られ、そっと指先に力を入れた。弾力のあるボールのような感触で、指は簡単に押し返される。先ほどよりもう少し力を入れると、結子が甘い悲鳴を上げた。
「あぁっ、だめ、押さないでくださいっ……」
 結子の手が強く私の手を掴む。構わずにお腹を軽く押すと、結子の体がぶるっと震えた。
「や、せんせ、もっ、だめ、おしっこでちゃうっ……」
「ほら、ちゃんと我慢して」
「やああぁっ、触るのちょっとだけって言ったのにぃっ……」
「結子もいっぱい私のおっぱい触ったでしょ」
 あっあっと吐息を漏らしながら、結子は膝を強くすり合わせる。よく見ると、彼女の腰掛けている湯船の縁に、色の違う細い水流がつうっと伝っていた。もう我慢しきれず、じわじわと漏れ出ているようだ。
 私がお腹から手を離すと、結子はお腹を抱えるように前屈みになった。両手は太股の間に差し入れられ、出口をぎゅうぎゅうと押さえている。前後に体を揺らし、両膝をぎゅうっと交差させて、激しい尿意に耐えていた。
「せ、せんせっ、もうだめ、おしっこ出ちゃうよぉ……」
 結子は泣き出しそうな顔で縋るように私を見る。私も同じように隣に座り、そっと背を撫でる。

「ふふ、そのまま足開いてごらん?」
「やっ、そんなことしたらっ……」
「開けたらおしっこして良いよ。ほら、頑張って」
 両手でおしっこの出口を押さえたまま、震える太股がそろそろと開かれていく。大きく左右に開かれた太股はぶるぶると震えており、その中央は彼女の小さな手によってきつく押さえられていた。
「せ、せんせぇ……」
 涙をいっぱい溜めた瞳が私を見つめた。ぎゅうぎゅうと出口を圧迫する手の下から、おしっこがじゃばーっと溢れ出す。細い体が限界を訴えて、がくがくと震えていた。
「良くできました。手、離してごらん?」
 恐る恐る彼女の手が出口から離れる。自由になった手が何かを求めて胸の前に寄せられた。
 押さえを失った出口は下生えの下でひくひくと動き、一瞬の間をおいてから、ぶしゅーっとおしっこを激しく噴き出した。
「ああぁっ……!」
 遮るものの無い出口から飛び出したおしっこは弧を描き、私たちが先程まで体を温めていた湯船に落ちていく。じょぼじょぼと激しい音と立てて注がれるおしっこは水面に波紋を広げた。着地点のお湯だけが、絵具を溶いたように黄色く染まっている。
「ふふ、お風呂におしっこしちゃったね」
「あっ、あっ、ごめんなさいっ……」
 浴室には音がよく響く。おしっこのしゅいーっという鋭い音と、どぼどぼと注ぎ込まれる派手な音が大きく響きわたっていた。あまりのは出な音に外まで聞こえているのではないかと思った。

 水流は段々と勢いを弱め、着地点が手前に近づいてくる。そして湯船の縁を伝うように流れ落ちて、おしっこは止まった。鋭い水音も注ぎ込まれる派手な音も消え、静かな浴室には結子の荒い呼吸だけが聞こえる。
 ぶるっと身じろぎをしてから、結子はごくりと唾を飲みこんだ。
「はぁっ……。ごめんなさい、おしっこ、出ちゃった……」
「いっぱい出たね。お風呂のお湯、ちょっと増えた気がする」
「そ、そんなにしてないもんっ……」
 ちゃぷちゃぷと膝の下で水面が揺れる。水かさは増えたというのは冗談だが、水の色はほんの少しだけ黄色く色づいた気がした。気のせいかもしれないが。
 はち切れんばかりに膨らんでいた白いお腹は平らになっていた。そっと触れると、結子は「ん、」と小さく吐息を零す。
「このお腹に1リットルもおしっこが入るんだね。信じられない」
「今日はそんなに入ってなかったもん」
「ほんとかなあ。随分いっぱい出てたけど」
 結子は何かを言いかけ、代わりにくしゅっとくしゃみをした。湯船から上がって随分立っている。私も少し肌寒く感じた。
「もう一度湯船に入って温まる?」
 赤い顔をした結子にぺちっと肩が叩かれたが、全然痛くなかった。

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初出: 2016年4月10日(pixiv) 掲載:2019年2月27日

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成人済の時々物書きです。 スカ、女攻め萌え。BLよりはNLやGLが好きです。
18歳以上ですか? ここから先は、成人向けの特殊な趣向の小説(女の子、男の子のおもらし等)を掲載しています。